セラミック(ジルコニア)を用いた被せ物治療
こちらの患者さまは、右下の奥歯に他院で作製した銀歯が入っていましたが、見た目を気にされており、今後のことも考えてセラミックの被せ物に変えてほしいとのことで、貴和会新大阪歯科診療所に来院されました。
詳しく診査・診断するためにCT撮影を行ったところ、被せ物の下に虫歯があることが確認できましたので、右下の歯4本に対して虫歯の治療をした後に、セラミック(ジルコニア)による被せ物の治療を行いました。
治療前

治療後

虫歯から歯を守るためには、汚れのつきにくいセラミック(ジルコニア)を用いた治療が有効です。
天然歯と同じような見た目に仕上がることはもちろんのこと、保険の被せ物に比べて強度も高く、歯を守るうえで最も効果的な素材であるといえます。
しかし、どれだけ質の良い素材を使用した被せ物でも、精度が悪いと歯と被せ物の間に隙間が生まれてしまいます。少しの隙間でも汚れが溜まりやすくなりますので、そこから虫歯に再感染する恐れもあります。歯科治療の大半は過去の治療のやり直しであるとも言われており、虫歯の再発については、詰め物・被せ物の不適合が多くの原因とされています。
保険内での治療では、素材や精度に制限があるため、被せ物の適合性に差が生じやすくなります。そのため当院では、再発リスクを最小限に抑えるため、より高い適合性と審美性をも重視した被せ物治療を行っております。患者さまのお口の状態やご希望に応じて、再治療(二次カリエス)になりにくい、最適な治療法をご提案いたします。
| 主訴 | 右下の銀歯を白い被せ物にやり直したい。自然な歯に見えるようにしたい。 |
|---|---|
| 治療内容 | お口の中に入っている銀の被せ物を外し、中の虫歯を除去。 シリコーン印象剤による精密印象採得を行い、精度の良い審美的なセラミック(ジルコニア)の被せ物を作製しました。 ※セラミックの被せ物が出来上がるまでは仮の歯(プラスチックの一時的な被せ物)で過ごしていただきます。 |
| 患者様の年齢 | 32歳 |
| 患者様の性別 | 女性 |
| 治療期間 | 約3ヶ月 |
| 治療費 | 約80万円 |
| 治療で得られるメリット | 天然歯に近い見た目を実現。保険内での被せ物より強度が高く、セラミック素材のため、汚れが付着しにくい。 |
| 治療する際に起こる リスク・副作用 |
虫歯治療では、症状によって神経をとらなければならないことがあります。被せ物治療では、歯を削る必要があります。噛み合わせの強さによって、稀にセラミックが割れることがあります。 |
